和霊大明神の功徳と由来
当寺の鎮守、和霊大明神は厄除けの神として、また願い事は必ずかなえてくれると言う津山地方で名 高い神様で、祭神は山家清兵衛公頼公(やんべせいべいきよもりこう)といい、四国は伊予の宇和島藩の家老で、仙台藩主・伊達政宗の子、秀宗に仕えた人。公は藩主を助け藩政上に手腕をふるい、 大いに治績と名声あげましたが、その反面これを怨みに思う者が出てきて、謀略にあい殺された。時に元和6年夏清兵衛25歳でありました。 この時、公は死ぬ間際に、
「われに救いを求める者には、われ必ず、その願いを聞かん」
と言い残して、息を引き取ったという。その後藩主が山頼和霊神社として、公を祭神としてお祭りするにいたっ た。聖徳寺はこの山家清兵衛公頼公を祭神とする和霊神社の分神を当寺の鎮守として祭っています。
毎年7月30日は縁日として、夜7時より和霊まつりをおこない、夏の夜に堂内で大般若転読法要また 境内にて柴灯大護摩の祈願法要を行ないます。